担子菌門、ハラタケ綱に所属し、倒木や枯枝などの基質に背着生の子実体(胞子形成組織体)を形成する菌類を「コウヤクタケ類」と呼び、従来このような子実体を形成する分類群はコウヤクタケ科に所属されていましたが、近年の分子生物学的解析によって、コウヤクタケ科は多系統であることが明らかになったとのことです。今回のきのこ分類講座では、鳥取大学で長年にわたりコウヤクタケ類の研究を続けてこられた前川二太郎先生をお迎えし、きのこ好きの皆さんでもちょっととっつきにくいこの分類群についてお話いただきます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時:2018年4月15日(日)14時半~16時半
会場:京都市国際交流会館 研修室(3F)
交通:京都市地下鉄東西線 『蹴上(けあげ)駅』下車5分
講師:前川二太郎先生 (鳥取大学農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センター教授、鳥取大学大学院連合農学研究科・研究科長)
講演の内容:コウヤクタケ類の肉眼的および顕微鏡的特徴、さらに分類の現状について解説いただきます。
持ち物:筆記用具
参加費:500円 当日徴収します。 (会員外は1000円)
定員:50名
申し込み:事前申し込みの必要はありません
以上